桐野夏生の本が好きでして。
書棚の「き」の列に、桐野、桐野、桐野、桐野、桐生とあったもんだから、
間違えて取っちゃったんですよね。

桐野夏生のドロドロっとした小説を読みたかったんですが、
こんな本との出会いもありかも、と読み始めました。

明治の足尾銅山と現代の東京。
対照的な2つの舞台で物語が進んでいきます。

最後はこの2つの世界がつながるわけなんですが、
そこに至るまでのストーリー展開にグイグイと引き込まれました。

DV彼氏やら、母親の愛情に飢えている少年やら、粋な炭鉱夫やら、
登場人物の性格も際立っています。

この炭鉱夫、映像化するならキャスティングイメージは長谷川博己かな…。
芸者アヤは中谷美紀で。

というのも、読んでいるときから村上もとかの『JIN-仁-』を思い出して、
頭の中の映像が、ドラマとダブってしまうんです。

そういう意味では『JIN』の世界観が好きな人は、
この小説も楽しめるかもしれませんね。